|
 
前回のお話 目次 プロローグ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
難病と分かってからの初めての入院 そして退院
それから少々体調を持ち直し
子供との思い出作りの為の資金を確保する為
さあ！ と 仕事探しを始めた私
時給を見比べては、満足して見ていた
求人広告から イラストを使いそうな職種と会社を
探そうと思いつき 必死で読みあさっていた。
そして ふと 目に止まったのは、雑貨の製作会社だった。
キャラクターでも 雑貨の模様でも・・・
なにか 使えるんではないか・・・
とにかく 手元にあった私の絵たちをかき集め
紙の束をまとめるでもなく 突然 その雑貨メーカーへ乗り込んでいってしまいました。
一見 全く普通の家と変わりないような会社であった。
下は倉庫 ２階が商品の展示をかねた事務所になっている。その並びにあるのが自宅になっているようだ。
そして
「こんなイラストを描くのですが・・・
なにか
お仕事アリマセンカ？。。。。」
（緊張のあまり 急にたどたどしい日本語になる・・・）
と とうとう 言ってしまった。。
まるで、 「小銭でもいいので恵んで下さい！！」
とでも言っているかのように・・・・・
すると やはり 「小銭でもいいので恵んで下さい！！」 と
聞こえたらしいその社長さんは、
「わかった」 「じゃあ・・・・」
と がさがさと机の上をあさりはじめ 書類の山から MEMOを手にすると
急に受話器をとり どうやら国際電話をはじめる・・・
そして なんと 中国語らしきでべらべらと話しはじめ
どうやら日本語でいうところの 「じゃ また」 のようなせりふを言ったかと思うと
こっちにバッとふりかえり
「これやってみて！」と言ってくれたのである。
え～～～～～～～
ほんとうですか？？？！！！！
いいのですか？？？
私が わたしのような物が こんなすぐに お仕事イタダイテ イイデスカ？
（なぜか 外国人のように固まる・・）
神様のような 社長さんは、ゆっくり すわって じゃこれ １万円でね。
断るものか！！！！と思っていた私は、内容など関係なしに
「はい！！！！ありがとうございます。がんばります！
あ～～～～
緊張してます！」 と口走った。
すると その社長さんは、
「そのくらいで緊張してたらダメだよ。 これからもっとやっていくんだろ？
なら まず この紙の束は、きちんと整理して ファイルにして見やすくまとめて
いつでも誰かにみせる準備をしておいて・・
それとFAXは、絶対だね・・
あと
あなたは、インターネットは、しないの？」
「は？インターネット って最近 良く聞きますよね・・・」
「これからイラストの仕事をするなら手書き以上にデータ化された物が
必要とされるよ
そしてデーターのやりとりは、インターネットだよ
パソコンはじめなさい。」
さっき ここに来てから そう時間は、たっていない・・・
けれど 私は、今ここでどれだけ多くの事を学んだんだろう・・・
なにか 大きな 物に出合ってしまった気がした・・
（実際 その社長さんは、社会にも大きな影響を与えるほどの
商品企画をやってのけて来たすごい人物だったことが後でわかる）
小さな一軒家のような会社だと思っていたので、
ますますこの出会いは、私の運命に必然とされる物だったと
今 実感している。
そして一週間後 子供を引きずるようにつれて どうにか仕事を納品した。
やりとりの中 自分の家庭のどたばたを取引先となる相手の会社にも ついもちこんでしまう
そんな 甘えのある自分にも気づいた。
そして
そうだ これからは、やっぱり インターネットだ！！時代は、インターネット！！
と思いこみ
なんとワープロさえ うてない自分であることをすっかり忘れ
貧乏にまったくふさわしくない 高額なパソコン を購入することとなる
そうです。。
使い方 なんて全くしらないまま・・・・・
＝＝＝＝＝＝ 続く ＝＝＝＝＝
※これは、あくまで個人の記録です。病気の症状は、個人差が大きく、
同病の方であっても参考になるとは、限りません。
医療の専門家では、無いので、病気の正しい情報が欲しいときは、
医療のサイトなどで、検索して調べて下さい。
また同病の方、ストマなどのこと、私の経験で解る範囲のことは、
相談に乗りますので、メールして下さいね。
|
ma mamama 
ma ,mamamama
