プロローグ

え〜見た目、この立派な体型、調子がのると止まらない口のおかげで 
異常なほど元気に見える私でありますが、
実は、これがやっかいな病気持ちでありまして、
ここ数年は、人間らしい生活とは、ほど遠い生活を送っております。

私の病気は、敵を攻撃するはずの免疫が、自分を攻撃するという、自己免疫疾患で、
いわば全身にあらゆる形で悪事を起こす膠原病の一種です。
病気自体もなかなか手強いのですが、その治療の副作用や、合併症にもしっかり悩まされます。
強い 薬の関係もあり精神的に病むことも多々・・・

※※※

そのなかでも、潰瘍性大腸炎という難病は、私の生活をそりゃ色濃くしてくれました。

 

いや〜手の掛かる子ほど可愛いなんていいますが・・

散々悩まされた大腸に別れをつげ大腸全摘出手術をしたときは、

あれほど早く別れたかった不良大腸に

「いままで、お前の本当の大切さに気づいていなかった・・・
すまない 戻って来てくれ〜  カムバ〜〜ック!」

と 未練たっぷりに こころで叫び

 

 

 「 親からもらった大切な大腸くん いままで、なぜもっとやさしくできなかったんだ・・

大腸君 苦しませて ごめん・・・ 両親にも申し訳ない」 と ますますセンチメンタルになり 

 

「いなくなって 初めて解る その人の価値 とは、よくいったものだなあ」 などと

そう言うとき思いつきそうな言葉は、全部ならべ頭の中を駆けめぐらせ

ここぞとばかり 自ら なおさら悲しみに浸って行った。

らしくない・・らしくないよ・・と思ったが・・実際は、そう言う人間だったらしい。

 

 

今は亡き大腸に想いをはせるアホな自分・・

意外に弱っちかった情けない自分・・ 

苦しい中 そんな自分を  遠くで笑ってみている

 どこかさめている自分・・

自分 自分 自分 

気がつくと 自分がいっぱい・・

どうやら 私は、自分が大好きだったらしい

そんなこんな考えてると

一つの結論が・・・

 

やっぱり 

  

 

 と言うと ただの自己中みたいだが

だれにとっても 「自分のまわりから、世の中は、動いていく 」 様に見えるはず

今いる この世は、自分の心とからだで 感じる物なんだから

その人が見る物がその世界の全て

 

本来 それは、すべて脳で感じるらしい

それを感じる脳は、「自分」と言う宇宙のようだ 

肉体的に疲れ 精神的に疲れると、脳も疲れてしまい 

自分の周りの世界までが くたびれてしまう

 

自分がいなきゃ 何も 始まらない

「自分 大事だ!」

と 実感した。

でも自分を大事にするのは結構難しい・・・

心が強くないと何も大切にできないらしい。

周りの大切な人たちを愛すように 自分を愛そう

 

※※※

そんな感じで、この闘病は、私にいろいろな物を運んでくるのであります。

まだまだ闘病生活続行予定のわたしですが、

大腸君とおつきあいしていた頃の 闘病ライフを満喫(?)する自分なども
思いだし記録しちゃおうぜと思い立ちました。

では、では、これから  少しずつ思い起こして行きましょう・・

 

====== 続く =====

※これは、あくまで個人の記録です。病気の症状は、個人差が大きく、
同病の方であっても参考になるとは、限りません。
医療の専門家では、無いので、病気の正しい情報が欲しいときは、
医療のサイトなどで、検索して調べて下さい。
また同病の方、ストマなどのこと、私の経験で解る範囲のことは、
相談に乗りますので、メールして下さいね。

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 続きはこちら→  「病気」と「ずぼら人間」

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大腸摘出手術 3期中 1期の記録「断腸の想い」は、こちら

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