6,つかの間の平和と未来への準備期間

前回のお話 目次 プロローグ  

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難病とわかり2才と5才の子供を自宅にのこし入院してから

症状は、完全には、治まりませんでしたが、

激しい痛みと数十回にわたる下血からは、

解放され、一日6回くらいの下血ですむ状態になりました。

(でもこれががまんできないので、そのたび火汗です。)

 

※入院中こぼれ話※

2才の次女・・病院のお見舞いの度に 特に何も言っていない5才のおねえちゃんの肩をたたき

 「泣きたいときは、おもいっきり泣きなよ」と 言ってていたらしい

ませガキである・・

 

退院後 つかの間 ある程度の家事もこなせ

外出も 動くこともかなりスムーズにできるようになりました。

その時 この機会に出来る学校役員などは、やっておこうと思うのでした。

 

良くなってきた。と言う うれしさを感じながらも

実は、先にある不安な状況をなにか予言して想像していた自分がいました。

 

予言といえば、私は、まだこの病気と関係のまったくなかった若い頃に

なぜか『人工肛門と仲間達』という本を購入していました。

これも今思うと未来予想的中 のような不思議な力をかんじます。

 

 

行事が大好きな私は、この時 以前のようにはりっきって

家でいろんなイベントをしていました。完璧では、ないけれど

家でいつも笑い声が響いていたような記憶があります。

 

この状況を保ちたい。子供達に楽しい思い出 沢山作ってあげたい。

それが何よりの願いでした。

 

しかし 気づくとその為には、多少のお金が必要なのでした。

 

そこで私は、 仕事を探しはじめました。

体調が完全では、ないので、内職からはじめたものの ふと

自分の将来を考え、自宅で続けられる仕事がほしいと強く願いました。

そう思うと 一度 体調不良で仕事がつづかなくなり あきらめかけていた

イラストの仕事が自宅で唯一私にできる仕事であったことに気づきました。

 

ただ以前は、あちらから(絵本公募の佳作がきっかけで出版社から)

声がかかって仕事が自然にきてくれていたので、

さて 自分がそう言う仕事をどうやってまたはじめたらいいのか

まったくわかりませんでした。

 

でも 雑誌のイラスト連載をしていた という事は、

きっと自分のプロフィールとして売っていける と 

なぜか 疑いもなく図々しい自信を持っていました。

 

まず 思いついたのは、イラストが必要そうな場所を探し

飛び込みでいき イラスト買って下さいと言ってみようと 言うことでした。

 

なぜ 知識もないのに そんな突拍子も無いことを考えてしまったのか・・・

いや 私の人生 私の性格 常にいわゆる常識の範囲を保っていませんから

そんなことを思いついてしまっても不思議では、なかったかも・・。

 

そして   さて  何処にイラストが必要か・・・

 

ん・・・・

わからん・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

あ 

 

あ〜〜〜〜

 

 

そのころ 時給を見るのが楽しみで 見つづけていた大好きな求人広告・・

 

これだ!!!!

 

そうです。

 

私は、 イラストを使いそうな職種と会社を

求人広告から探そうと思いついたのです・・・

 

(あ でも今営業も慣れてきた私としては、これは、全く筋違いと言うわけではなかったと知りました)

 

 

完全で無いながらも動くことが出来たこの3年間

良く笑って よく いろいろなことをチャレンジして未来に向けての超準備期間となりました。

 

====== 続く =====

 

※これは、あくまで個人の記録です。病気の症状は、個人差が大きく、
同病の方であっても参考になるとは、限りません。
医療の専門家では、無いので、病気の正しい情報が欲しいときは、
医療のサイトなどで、検索して調べて下さい。
また同病の方、ストマなどのこと、私の経験で解る範囲のことは、
相談に乗りますので、メールして下さいね。

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