23、術中のハプニングと術後のつらさ

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手術というトンネルを抜け

眠れぬほどの疲労感を経験し

その夜 私は、いくつか不思議な経験をする

 

夜 だんだん呼吸がくるしくなってきた

手術後は、うまく咳をして淡を出さなければいけない。

そうしないと肺炎になってしまうのだ。

腹筋も切っているので、うまく力が入らず 痛みもあるのでびくびくしながら必死で咳をするが

うまくいかない  そのうち 激痛が・・そして呼吸ができない・・

 

 

その時 思い出した

あのとき

手術室にはいって しばらくした ような しないような・・・あの時

たしかに

痛った〜〜い」 と言って 私は、飛び起きた 

 

また いつもの腹痛がやってきた と思った が

周りから悲鳴があがり

「これで、効かないのか じゃ 26で・・」 そんな感じの言葉が・・・

そして 担当の女性の先生が

「今お腹切ったから痛いけど すぐ 麻酔足すからね」

と言って私を押さえつけ寝かせる 

そして すぐ なにかが、手首に刺さった ような気がした

私は、すぐ楽になり 眠ったのだろう 

 

そして 今にいたる

 

私 どうやら手術中に起きたようだ〜〜・・

のちのち先生にきくと そんなこともあったね と笑顔でいわれた

先生ったら 怖い

が本当に 麻酔のお陰で そこまで痛くなかった

外科医ってすごい 麻酔医ってありがたい

 

まあ それは、おいておいて 熱はどんどんあがり 汗が尋常ではない

苦しすぎる 

「わかる?」と言いながら

看護士さん数名がきて 何やらいろいろしている 慌ててるようにも見える

麻酔のせいか 点滴の周りがキラキラ輝きはじめ

周りにひかるシャボン玉が・・その中に かわいいイラストのモンキーが

き〜き〜言いながら はいっていて

そのシャボン玉は、どんどん沢山落ちてくる

 きれいだ〜 

このまま楽になっちゃおうか・・

あれ?まさか せっかく手術したのに 私

まさか

死ねないよ〜〜〜

と思っていると

なんと 正座だったか あぐらだったか 座った御地蔵様のような格好をした

祖父母がカーテンレールをつたい滑るようにやってきた

祖母が 「しっかりなさい」と どなる

小さいころから祖母だけがすごく厳しかった

でも今は、すごく尊敬している

それでも 「つかれちゃったから」 と言い訳したいような気持になっていた

 

するとその時

夫の声が 

「おい めし まだ?」

 

もう!!!!!

こんな時に何言ってるの?と 怒り狂い目をあけた 

 

 

すると

「あ わかる?小池さん」 と看護士さんが・・

もしかしてこの世とあの世をいったりきたりしてた?と

 勝手に思う

そしてどうやら、山は、越えたらしい・・

 

そういえば、そういう経験が過去にも2回あった

一つは、走馬灯のように 生まれてからの記憶がめぐっていった

その時は、友達の呼びかけに必死に答えようとして意識が戻った。

 

もうひとつは、長女の出産後

大量の出血が止まらず、だんだんひどい寒気に襲われていったあの時・・

 

死を身近に感じた瞬間って なんとなくゆっくり時間がながれて 人ごとのような感じになる

これが共通点

不思議だ・・

 

しかし 私は、また助かった もう くじけないぞと思うのであった。

 

 ====== 続く =====

 

 

※これは、あくまで個人の記録です。病気の症状は、個人差が大きく、
同病の方であっても参考になるとは、限りません。
医療の専門家では、無いので、病気の正しい情報が欲しいときは、
医療のサイトなどで、検索して調べて下さい。
また同病の方、ストマなどのこと、私の経験で解る範囲のことは、
相談に乗りますので、メールして下さいね。

 

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