1,「病気」と「ずぼら人間」 

目次 プロローグ

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始まりは、今思えば 病名を知る随分前からだったかもしれません。

子供の頃から 度々高熱を出し体中がいたくなり下痢になることが多々ありました。

私の場合、合併症といわれている症状が先にでていました。

目の虹彩炎 関節痛 皮膚症状 不思議なくらい いろんな症状がくりかえしておこり

その時は、病院で血管炎の可能性と言われながら、膠原病なんて言葉も

若さにまかせ一歩病院からでると忘れてしまう といった感じでした。

mama

※若い時代にて やせております。ご了承下さい。<(_ _)>

これが、自分の生活をおびやかすほど重傷にならないと

病人と認識できないのですから、いかに自分の体にいい加減だったのだろうとあきれます。

 

というか・・未だにいい加減 ・・(良い加減かも ・・違うか・・)

そんな性格は、なかなか治る物では、ありません。

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初めて自分で下血を認識したのは、上の子が1歳半の頃でした。

それより以前 出産直後 私は、どうにもならないほど体の調子を崩していました。

病院へ向かうタクシーに乗る時のシートまでのステップさえも

高い山に思えるほどの全身痛と関節痛と疲労感です。

初めての育児の寝不足に加え数ヶ月 続く高熱。

だんだん鬱的な症状まで引き起こしていました。

 

そんな状態もどうにか乗り越え 毎日子供を追いかけながら生活し 気がつくと

あわててトイレに駆け込む生活が当たり前になっていました。

(ついでに気づくと体はどんどん横に広がっていた・・・)

時には、ベビーカーを 路上におきさり やっと見つけたトイレに直行

額には、何とも言えない いやな汗 背中は、凍る様な寒気・・突き刺さる様な腹痛

失敗しては、ならぬとひたすら神経は、肛門に集中

 こういう状態になると もう正常な思考回路は、ぶっ飛んでしまいます。

悲しいかな は、強烈な便意

「トイレ」「便」と言うと 汚いイメージ さらに 笑いに繋がったり 何だがふざけているような感じに

なってしまい 若い女性であれば  恥ずかしいと言うことも加わり

なおさら 症状のつらさを伝えずらい 伝わりづらいというのが、

この病気の悩みの一つではないかと思います。

 

しかし とんでもない こう言った状況が続くというのは、地獄のような生活です。

しかも、この地獄の生活状況は、 なかなか 周りに理解は得られないときてる・・・。

それは、一番苦しんでる姿がトイレの中だから と言うことも理由の一つです。

 

痛みが来ると もう会話の内容は、吹っ飛んでますが、私の場合 ここで、腹痛を訴えると

そのとたん そこで失敗しそうになるので、何食わぬ顔で、そこを通過せねばななりませんでした。

※※※

確かに ずっと出血は、あったんです。 でも お気楽にしか思考回路が働かない

単純女は、「これは、痔だ」 という勝手な暗示で 安心したいと言う気持ちが働き続け

なかなか 行動を起こさずにいました。(この場合の行動とは、病院→検査 である)

 

そして(お気楽なうえ) ものぐさ ケチ女は、 

「病院 =お金かかる」「 病院 =時間がかかる+子供がいるとそりゃあもう大騒ぎさ」

そんな 方程式を頭の中に駆けめぐらせていたのである。

 

賢い人間は、その先を考えるに違いないが、私は、所詮そこ止まりの女である。

そしてとうとうやってきた ある朝 私は、真っ赤に染まる 便器を見つめることになる・・・

 

これは、明らかに 痔ですまされない量である・・・

明らかに病院に行くべきである・・・

 

私の ずぼらすぎる思考回路が私に言っている

「 やっぱり・・・ これは、病院行くべきでしょう・・・」と

 

====== 続く =====

※これは、あくまで個人の記録です。病気の症状は、個人差が大きく、
同病の方であっても参考になるとは、限りません。
医療の専門家では、無いので、病気の正しい情報が欲しいときは、
医療のサイトなどで、検索して調べて下さい。
また同病の方、ストマなどのこと、私の経験で解る範囲のことは、
相談に乗りますので、メールして下さいね。

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大腸摘出手術 3期中 1期の記録「断腸の想い」は、こちら

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