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私の 物が捨てられない性格と このおおざっぱさ は、 母ゆずり
母の手帳は、昔から 「線とかいらないんじゃない?」 の状況だった
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そんな母 年をとり
「目がよくみえないからね〜 もう こんな細かい作業がつらいのよ。」
と言って手帳を使わなくなった。
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それから数日たったある日 母と私 ある打ち合わせにでかけた。
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話が、ほとんど終わり
先方が 「では、次の予定は・・・」 と 手帳を取り出すと
母は、「ちょっと待って下さいね。 スケジュールを見てみますね〜」と かばんの中を覗きだした。
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私が 「あれっ?手帳は、もう使ってないでしょ?」と
言おうとした時
母は、なにやら 長い そして 幅の広〜い白い物体 を
鞄から ぬ〜〜と取り出した。
「これ 沢山もらうけど 捨てるのもったいなくてね〜」
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それは、・・・・・ その鞄にどうやって入っていたのか?と聞きたくなるほどバカでかい白いもの
それは、・・・そう 確かにスケジュール書き込めるよね。
そして そう 確かに手帳より書きやすいでしょうね。
だって それ カレンダーだもんね。
母は、それは、大きなカレンダーを鞄から出しスケジュールを確かめ 次の予定を先方に語っている。
さすが 営業さん その姿に 「でかっ」というつっこみもいれず
ただ引きつった笑顔で、 「すごいアイデアですね・・・」と言って見せた。
また武勇伝作っちゃったよ・・・ と思う私であった。
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