親子

もうすぐ卒業、そろそろお別れ会の準備が、進む。

ある日

「お母さん、この思いでの手紙こんな感じでいいかな?」

と言うので、「うん なかなかいいんじゃない」

などと いいつつ もうすぐだな〜と感慨無量であった。

 

が、数日後・・・

「これ・・お母さんへの秘密の手紙だったんだって・・・」と娘。

「なにやってんの〜〜一緒に書いたら全く意味ないじゃない・・・」

とあきれかえる私・・・

「まあーいいか、ありがとう。これからは、良く気をつけてね。」

と親らしく注意し、その日は、終わった。

 

そしてまた別の日

「お母さん・・・これ、娘に秘密で送る手紙だったんだって・・・」

あっっこれは、先日

 

卒業に向けての手紙と言うのを書いたとき

あまりに感動的に出来た文書によいしれ、

家族にわたしが、「これいいでしょう!感動的だよね。涙が出そうだよね!!」

とみせてまわった文書だった・・・。

ご、ごめん・・

この手紙を受け取り、周りの友達が感無量といった、ムードのなか、

娘は、感動するどころか怒りさえ覚えたらしい・・・・

 

ほんとにごめんね!!ごめんなさい!

 

ま、でも やっぱり親子だ。

血は、争えない というが、

思いっきり変なところで、争っている親子であった。

 

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